こんにちは!剣道防具工房「源」の室木です!
今日はすり足のお話をさせて頂きます!
以前こんなお問い合わせがありました。
「子どもが打ったあと抜けるのが遅いとよく注意を受けています。
どうすれば早く抜けられるのですか??」
これは私もよく注意を受けましたね~
というか、今でも決して早くはないですね。。。
子どものころは「遅い!」と言われながら後ろから押されて、つまずいて前のめりにこけて泣く。
お決まりのパターンでした・・・
「だってしんどいもん!!」と心の中で叫んでいましたが、そんなことは口に出せません(笑)
辛い稽古をして得するのは先生でなくて強くなる自分自身ですからね!
まぁ当時はそんな発想1mmもありませんでしたが、、、
さて、すり足ですが講習会や指導法でよくおっしゃられるコツはこんな感じです!
1.体重は左足に乗せる
2.上から吊るされているように立つ
3.母指球に体重を乗せる
4.移動するときは進行方向から遠い足で押し出す
恐らくどこの先生も同じようなことを言われているかと思います!
1、2はすり足というよりも構え方にもつながってくるのですが
3、4は私は非常に意識して行っています!
3.母指球に体重を乗せる
「母指球ってどこ?」ってなりませんか?ここです!
この白丸の親指の付け根ですね!
踵はみなさん上がっているとは思うのですが、踵以外の部分をべったりと床につけると
ワックスの良く効いている道場や、体育館だとつまずいてしまいます。。。
そこで母指球に重心をかける、または母指球だけを床と触れるように意識してすり足を行うと、
床との抵抗が減って比較的スムーズにすり足が行えますよ!
4.移動するときは進行方向から遠い足で押し出す
道場のちびっこ剣士にすり足を教えている時に、気が付いたのですが右足を大きく出して
右足で体を引き付けているよう見えました。
初めの導入としてはこれでもいいのかなと思いながらも、いやいや後々のことを考えて
修正しなくては。。。
なぜ、右足を前に出して、右足で引き付けてはいけないのか。
右足を大きく出すとこのような感じになります。。。
右足は内に入ってしまって、左足は開いてしまう、そして体も開いてしまうわけです!
このままでは恐らく、踏み込みの時にも体が開くようになってしまうかもしれません。。。
だから、「おへそを前」「右足は構えたまんま」「左足で押し出す」これがきちんとできれば
スムーズで正しい姿勢ですり足が行えるのではないでしょうか?
ちなみに左に動くときは右足で押し出す、左に動くときは右足で押し出す。
進行方向の足は内股気味にして、足の外側を浮かすとスムーズです!
実は私も今、左足で押し出すということを改めて取り組んでいます。
面を打つときに体が開く原因を考えていたらきっと右足を大きく出そうとしているから、
左足で体を押し出せていないからではないかという仮説を立てました!
長年の稽古で浸み込んだ癖はなかなか抜けませんが地道に頑張ります!
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指導方法は各道場さん、団体さん、学校に、先生によって異なります。
ご指導されている先生の指示に従ってくださいね!
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