胴胸の製造工程
剣道防具工房「源」では、全ての防具の胸を手造りで行っております。
型通りに大枠を切り抜き、ご希望の曙光や胸飾りによって様々な形・位置へ
穴を開けて、そちらに芯材料を重ねて併せてから、縫いこんで行きます。
飾り糸も一本の編みこまれた糸を縫うのではなく、一本一本の糸を縫込みながら
編みこんで皆様がみられているような飾り糸へと製作していきます。
出来るだけ皆様に合ったサイズで製作させて頂きますので、
もしお客様に各部位の大きさのご希望などございましたらお気軽にお申し付け下さいませ。
工程 1…クロザン革(牛皮)を製作する胸の型・大きさにて裁断する。
工程 2…工程1と同じ形・若干大きめに厚紙を切り抜く。
工程 3…厚紙とクロザン革を合せる。
胸足部分で接ぐことでシワを無くす
工程 4…更に胸型の型紙を重ねて、飾り糸を刺す部分に穴を開ける。
工程 5…胸中央部分に曙光を入れるため厚紙とクロザン革を重ねる。
工程 6…工程5のモノへ、胸中央部分に心材を重ねて固定する。
工程 7…飾り糸を縫いこんでいく。(裏側)
工程 8…飾り糸を縫いこんでいく。(表側)
工程 9…飾り糸を縫い込み、編み込んでいく。
工程 10…胸に厚みと弾力、形を形成するために綿を詰める。
工程 11…胸足部分の飾り糸、胸縁を縫いこんでいく。