竹刀の型の選び方
竹刀の型の選び方
竹刀の各型の特徴をわかりやすくご説明します。
それぞれの型で人気の竹刀のご紹介もございます。
ぜひご一読ください。
竹刀の種類
竹刀は素材の違いと、型の違いで分けられます。
竹刀の素材は、真竹竹刀と桂竹竹刀、カーボン竹刀の3つに大きく分けられます。
真竹(まだけ)は、繊維の密度、柔軟性、色、つやなどが最も優れている素材です。
竹肉の裏側まで繊維が硬くなっているので、割れやささくれが少ない性質を持っています。
とれる数が少ないので、高価な竹刀が多くなります。
桂竹(けいちく)は、竹の繊維の密度が真竹と似ている材質です。
真竹よりささくれ易くなりますが、生産本数が多いので安価になり、最も人気のある竹刀の素材です。
ここでは桂竹竹刀を中心に、型の違いによる選び方をご紹介します。
写真左:真竹竹刀「大和」 右:桂竹竹刀:「至誠」
竹刀の各部名称
竹のみの竹刀と仕組み部品を組んだものを「完成品竹刀」と呼びます。使用するときには鍔と鍔止めが必要です。
源では竹と仕組み部品を一緒にご注文いただき、「仕組み希望」を選んでいただきますと、完成品の状態にしてお届けします。
また、「柄革は短めに仕組んでほしい」など、お好みの仕組み方を通信欄に書いていただければ、ご希望とおりに仕組ませていただきます。
竹刀は消耗品です。使ううちに剣先がささくれたり、面金に当たって割れたりします。 このまま使うとささくれた竹の破片が相手の目に入ったりする危険があります。
竹刀は4本の竹の棒が組み合わさってできているので、ご自分で、ささくれた部分の竹だけを取り替えて、組み直して使う方も多くいらっしゃいます。
その組み換え用に、同じ竹刀を数本ご購入いただく場合がありますので、組み換えやすいように源ではできるだけ節のそろった竹刀を選んで出荷しています。
普及型:最も一般的な型
耐久性 | :★★★★ |
手元重心 | :★★★ |
剣先の軽さ | :★★ |
打ちの重さ | :★★★ |
もっとも一般的な形の竹刀です。この型の竹刀から剣道を始める方がほとんどと言えるでしょう。
耐久性と安全性重視で作られているため、何回も打突を繰り返す稽古を中心によく使われています。
消耗品ですので、数本まとめてご購入いただくとお得になるセット販売もしています。
普及型のおすすめ竹刀!
新普及型吟風仕組竹刀「唐獅子」
価格1,900円税抜(2,090円税込)
小判型:握りやすいから正しい手の内を覚える
耐久性 | :★★★★ | ||
手元重心 | :★★★ | ||
剣先の軽さ | :★★ | ||
打ちの重さ | :★★★ |
柄が小判型になっていると自然と竹刀を上から握ることができ、刃筋正しく打突することができます。
小さなお子様や初心者の方は、竹刀を上から握ることが難しいので
正しい手の内を覚えるためにお勧めです。
小判型のおすすめ竹刀!
握りを確かに!上製小判型竹刀『葉隠』34~39
価格3,200円税抜~(3,520円税込~)
小判型手元重心!上製胴張小判型竹刀『朧』37~39男
価格3,100円税抜~(3,410円税込~)
胴張り型:手元重心で軽く感じる
耐久性 | :★★★★ |
手元重心 | :★★★★ |
剣先の軽さ | :★★★ |
打ちの重さ | :★★★ |
第3節(胴張り)の部分を張らせることで、普及型よりも重心が手元寄りになり、その分実際の重量よりも竹刀を振ったときに軽く感じます。
振りが軽くなるため、技の繰り出しが早くなり、その結果打ち合いや出頭技、応じ技が打ちやすくなります。
胴張り型のおすすめ竹刀!
燻製胴張型上選竹刀『風林火山』36~39
価格3,050円税抜(3,355円税込)
実戦型:手元重心+剣先が軽いため軽く振る事ができる
耐久性 | :★★ |
手元重心 | :★★★★★ |
剣先の軽さ | :★★★★★ |
打ちの重さ | :★★ |
張り節部分を太くすることで手元に重心がきて、さらに剣先が細くなっているので、実際の重量よりも竹刀を振ったときに軽く感じます。
剣先が軽いと早く振れるので、連続技の打突と打突の間隔が短くなります。
また、近距離での打ち合いや出頭技、応じ技が打ちやすくなります。
剣先を細く削っているため、普及型に比べると耐久性が落ちます。
実戦型のおすすめ竹刀!
学生試合向け竹刀実戦型吟風仕組竹刀「夢」36~38
価格3,400円税抜~(3,740円税込~)
特撰竹刀実戦型!特撰胴張細身実戦型竹刀『煌』36~39
価格2,700円税抜~(2,970円税込~)
源お勧め実戦型!特撰胴張実戦型竹刀『源心』37~39
価格3,400円税抜~(3,740円税込~)
柄太実戦型:柄が太く手元重心の先軽。最も振りが軽く感じる竹刀
耐久性 | :★★ |
手元重心 | :★★★★★★ |
剣先の軽さ | :★★★★★ |
打ちの重さ | :★★ |
手元重心で先を軽くした実戦型の、柄を太くすることで、竹刀の型の中では最も振りが軽く感じられる型となります。
近距離での打ち合いや出頭技、応じ技が打ちやすくなりますので、手の大きな人には是非試していただきたいバランスの竹刀です。
先を細く削っておりますので、普及型に比べて耐久性が劣ります。
柄太実型のおすすめ竹刀!
柄太な実戦型!上製胴張先細柄太竹刀『源武』37・38・39男
価格3,960円税抜~(4,356円税込~)
極太実戦型立面削竹刀「怒涛」38・39
価格3,600円税抜~(3,960円税込~)
古刀型:全体に同じ太さの仕上げ。相手に負けない力強い打突に
耐久性 | :★★★★ |
手元重心 | :★★ |
剣先の軽さ | :★★ |
打ちの重さ | :★★★★★ |
全体的に太さが均一で一般的な竹刀と比較すると剣先に重さを感じる古刀型は、
中心を割って相手の打突に負けない力強い打突が打ちやすくなります。
また、剣先に重さを感じるので剣先が飛んでいくような伸びのある面打ちになります。
古刀型のおすすめ竹刀!
柄太古刀型!上製古刀柄太型竹刀『峰風』39男(28mm)
価格3,960円税抜~(4,356円税込~)
雷光一閃古刀立柄実戦型柄細竹刀(25㎜)「雷光」38・39男
価格3,200円税抜~(3,520円税込)
柄細型:細めの柄で手の小さい人も握りこみやすい
耐久性 | :★★★ |
手元重心 | :★★ |
剣先の軽さ | :★★ |
打ちの重さ | :★★★ |
手が小さくて、普通の竹刀だと握りにくいというお悩みの方は多くいらっしゃいます。
そういった方に人気なのが、柄が細くて握りやすい柄細型の竹刀です。
持ち手が細いので剣先が軽くはなりにくいのですが、しっかりと握ることができるので、柄細が合うという人はこれ以外は使えないと言われます。
柄細型のおすすめ竹刀!
上製胴張先細型竹刀『雲雀』37~39男
価格2,900円税抜~(3,190円税込)