初めての剣道防具選び、
「そろそろ剣道の防具を用意してください」
って先生から言われたら…
安心してください!
初めての剣道防具には「令心」がぴったり!
剣道の防具を調べると「3mm」や「6mm」など長さがあったり、
「織刺」「クラリーノ」といった普段見慣れない名称もあります。
さらには、「試合向け」「稽古向け」など…
見れば見るほど混乱しませんか?
こういった防具の名称をわかりやすく解説していきます!
例えば「令心」6mm織刺剣道防具セット
「6mm」ってなに? 「刺し幅」と「布団」を学ぶ!
「6mm」の表記は面、甲手、垂に使用している布の部分を
縫製しているステッチとステッチの幅のことを指します。
防具の布地の部分は「布団」と呼ばれます。
布団は防具の形を保つための芯材の役割を果たしており、
主に綿やフェルトが布団の芯材に使用されています。
芯材は竹刀で打たれた際の衝撃を和らげる働きがあります。
芯材は表面を生地で覆って縫製されますが、この縫製する
ステッチとステッチの幅を「〇mm」として表しています。
ミシン縫いの刺し幅が狭くなると、中の芯材が圧縮されて
硬くすっきりした布団になります。
ミシン縫いの刺し幅が広くなると、中の芯材が圧縮されすぎず
クッション性に優れた柔らかい布団になります。
「織刺」ってなに? 防具表面の素材を学ぶ!
「織刺」は、防具の表面に使用している素材のことです。
大きく分けると「織刺」と「皮革」に分けられます。
「織刺」は一般的な綿素材の剣道着の生地と
同じような素材で、衝撃吸収性と通気性に優れています。
「皮革」はクラリーノ(人工革)や鹿の皮を加工したものです。
摩擦に強く耐久性があり、「皮革」を使用した防具は
高級感のある見た目になります。
また加工がしやすくお洒落な柄をあしらった防具も多くあります。
店長おすすめの初心者向け防具5大条件!
①軽量で扱いやすい
剣道防具は面・胴・甲手・垂の4つを装着します。
全て装着すると、やはり重さと動きにくさを感じます。
特に初心者の方が初めて防具を装着すると、
思うように動けず、疲労もたまりやすくなります。
初心者の方には特に軽量な防具をおすすめします。
②お手入れが簡単
剣道の防具と肌が触れ合う部分のほとんどは
綿や皮革素材の為、汗をよく吸います。
汗を吸ったまま、放置してしまうと防具は傷んでしまいます。
お手入れで一番大切なことは「乾燥」させることです。
しっかりと乾燥させることで、傷みにくいだけでなく
嫌な臭いや雑菌の発生を軽減することが出来ます。
③衝撃吸収性が高い
「剣道は痛いからやめる!」こんな声を耳にすると胸が痛みます。
剣道防具の中には軽さを追求した試合向けの防具や、
価格を抑えるために粗悪な材料を使用した防具があります。
これらの防具を初心者が使用してしまいますと
打たれる恐怖が身に付いてしまい、中には剣道を
やめてしまうお子さまもおられます。
そのため
衝撃吸収性が高い、適度な厚みとクッション性
のある防具
をお選びください。
④丈夫で長く愛用できる
剣道の防具は決して安くありません。
だからこそ、長く安全に使用できる防具を選んでください。
防具は修理をすれば長く使用できます。
ただ、擦り切れた部分の修理や穴を塞ぐ修理は
比較的安価で行えますが、大掛かりな修理になると、
新しく防具を買った方が安い場合もあります。
丈夫な素材を使用し、しっかりとした作りの防具がおすすめです。
⑤喉元を護るISG装着可能
高校生になると、「突き」も有効になります。
しかしながら高校生以下の方も動きの中で相手の竹刀が
喉元に侵入することがあります。
自分の顎が上がってしまっている状況では喉元は無防備になり
大きな事故につながってしまうことがあります。
そのような事故から喉元を護るために有効なのが「ISG」です。
この「ISG」は喉元への竹刀の侵入だけでなく、
ささくれた竹刀から首元を護る役割も担ってくれます。
※「ISG」は別売りとなります。
各防具の役割と特徴を解説!
面の役割と「令心」面の特徴
面は頭部を護る剣道防具として稽古の中で
最も打突を受ける防具になります。
そのためしっかりと打突の衝撃を吸収して
和らげたいですが、
頑丈になりすぎて重くなってしまうと
首への負担が大きくなり体力の消耗が
激しくなってしまいます。
面のパーツの中で最も重量を感じやすい金属製の「面金」を、令心では
軽量な
「ジュラルミン面金」を採用
することで面全体の重量を軽量にしております。
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打突を受ける布団はクッション性に優れている6mmの幅で縫製しています。
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肩に当たる面垂は「ナナメ刺」という竹刀を振りかぶった際に面布団が折れ曲がる方向に逆らわないようステッチを入れる技法で縫製しています。この「ナナメ刺」によって竹刀の振り上げ、振り下ろしをスムーズに行うことができます。
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竹刀の上げ下ろし時に腕とこすれる面垂の前の部分や、「突き」を受ける突き垂には、汗や摩擦に強い人工皮革(クラリーノ革)を使用しています。
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内輪の外側には「IDEAL SAFETY GUARD(アイデアル セーフティー ガード)」を簡単に付け外しできる綿ファスナ―が標準装備となっております。
甲手の役割と「令心」甲手の特徴
甲手は指先から前腕部を護り、
竹刀操作に最も影響する剣道防具です。
小手打ちは慣れるまで、一番痛みを感じやすく、打たれる恐怖から稽古に集中できない
初心者の方もおられます。
しかし、衝撃吸収性ばかりを重視しすぎると、
硬くて動かしにくく竹刀操作しづらい
甲手となってしまいます。
竹刀を握る甲手頭内のクッション材に「カシミアコットン」という衝撃吸収性と柔らかさをバランスよく兼ね備えた素材を使用し、安全かつ機能性の高い甲手となっております。
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打たれることの多い右手打突部位の布団は、通常よりも厚めになっております。
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甲手は最も汗がたまり、消耗も激しい剣道防具です。乾きが遅いと傷みやすくなり、悪臭・雑菌が繁殖しやすくなります。
「令心」は綿素材の織刺生地を使用することで、皮革を使用した防具よりも通気性がよく、乾きやすくなっております。さらに竹刀との摩擦で最も傷みやすい手の内には、耐久性が高く汗にも強いクラリーノ革を使用しております。
胴の役割と「令心」胴の特徴
胴は胸から腹部を護る剣道防具です。
面や甲手と比較すると打突を受ける頻度は
少ないですが、振り下ろす幅が大きいことや、
唯一斜めに振り下ろして打突するため、
衝撃は最も大きいのではないかと思います。
胴の打たれる部分には、衝撃や経年劣化に強い「強化樹脂胴」を採用しております。
「強化樹脂胴」は幅の調整が簡単に行えますので、体型の変化に合わせて調整していただけます。
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安価な胴の中には「小胸」と呼ばれる脇の下を守ってくれる部分が取り付いていない防具もあります。
胴打ちは太ももや脇の下に外れることが多く、この小胸があるものと無いものでは安心感が異なります。
「令心」の胴は小さいサイズから小胸がついております。
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道着や竹刀との摩擦で傷みやすい胸の素材には丈夫で高級感のある「型押しクロザン革」を採用しておりますので、長くご愛用いただくことが出来ます。
垂の役割と「令心」垂の特徴
垂は腰に巻き付けて、
下半身を護ってくれる剣道防具です。
垂は打突部位ではないので、
それほどこだわらない方がおられますが、
実は非常に大切なのです。
特に腹帯という腰に巻き付ける部分が柔らかすぎると、腰痛の原因になったり、丹田(たんでん)に気がこもりにくくいい稽古が出来ません。
この令心の垂は、入門者の方でも締めやすいように適度な柔らかさとコシがあります。
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大垂、小垂はシンプルな棒刺しとなっておりますのですっきりとした見た目となっております。
経験者の方や、有段者の方の稽古用、
出稽古用防具としても
コストパフォーマンスがよくてオススメできます!