こんにちは!剣道防具工房「源」店長布川です!
剣道を始めた方が必ずと言ってよいほどに、習得に時間のかかる「面の装着方法」。
そこで今回、面紐の結び方から面乳革の取り付け方まで、徹底的にわかりやすく解説いたします!
剣道有段者である東山堂スタッフの実演を動画でも説明しておりますので、そちらも合わせてご覧いただき
是非スムーズな着装の手助けとしてください!
(1)面紐・面乳革の取り付け方
①面乳革の縫い目を両方外側に向けて面金に通します。
縫乳革の場合は、縫い目が手前側(面縁と接する側)に来るようにしてください。
※14本面金の場合も下から4番目に面乳革を取り付けてください。
②乳革の穴に紐の輪になった部分を通していきます。
乳革の重なる部分は上から出ている方を奥、下から出ている方が手前に来るようにします。
③紐の通す口は画像のように通していきます。
④乳革を合わせて持ち、紐の輪の部分が出るまで引っ張ります。
輪の部分の手前で止めます。
⑤輪の穴の部分に、紐の片側をくぐらせます。
⑥輪っかが乳革全体を囲うようにひっかけます。
⑦しっかり締まるようにグッと引っ張ります。
⑧完成です。反対側も同じように行ってください。
●面乳革・面紐の付け方 説明動画
(2)面紐の結び方(7尺下付けの場合)
①まず面を装着する前に、はじめに面紐をセットしておきます。
※面紐の結び方を分かりやすくするため白と紺の面紐を使っています。
②面紐を画像のように後ろでクロスさせます。
紐がねじれないように気を付けてください。
③面紐を前に持ってきて、面金の一番上に通します。
紐がねじれないように気を付けてください。
④これで面紐のセットは完了です。
⑤クロスさせた紐を上にしっかりと持ってかぶります。
⑥面紐を元の位置に戻し面金のところでしっかりと面紐を締めます。
後頭部の面紐がクロスする部分は、高すぎず低すぎず
面の物見(目線の高さ)と同じ高さにくるようにしてください。
⑦後ろで蝶々結びをします。
締めた面紐はクロスした面紐の下に位置するように面に沿わせます。
⑧蝶々結びの輪と残った紐の長さが揃うようにしてください。
揃えた面紐の長さは40cm以内になるようにします。
長い場合は切って調整する必要があります。
⑨最後に面紐の左右をととのえて完成です。
隙間のないように上2本の面紐を揃えます。
※装着後に圧迫感がある場合は面垂を引っ張り、耳と面の間に空間をつくるように手を入れると
音が聞こえやすくなり、耳への負担が軽くなります。